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建築学生のMacBook選び|建築ソフトはMacで動く?大学の要件とParallelsでできること

建築学生のMacBook選び|建築ソフトはMacで動く?大学の要件とParallelsでできること

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建築学科に入る前後で、パソコン選びに悩む人は多いと思います。 高い買い物だから失敗したくないのに、「建築にはどっちがいいの?」という問いは、人によって答えが違って、調べるほど迷っちゃいますよね。

これから入学を控える高校生のみなさんや、保護者の方の、パソコン選びの参考になれば幸いです。この記事では、主な建築ソフトのMac対応状況と、大学が公式に出しているPCの要件の例、そして「MacでWindowsを動かす」Parallels Desktopの基本を、公式情報をもとに整理しました。

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
※本記事は、公式サイトや大学の公開資料で確認できた情報をもとにした整理です。情報は2026年10月9日時点で、ソフトや大学の要件は変わることがあるため、購入前に必ず最新の公式情報を確認してください。

結論:Macを買う前に「学科の案内」を確認しよう!

結論から言うと、Macを買う前に、学科の案内を確認するのがいちばん大切です。ポイントは次のとおりです。

MacとWindowsのノートPCを並べたイメージイラスト
  • ✅ まずは、入学・進学する学科のPC案内を読みましょう!学科によって、Windows前提、Mac可など、方針が分かれます。
  • ✅ Revit・LumionはWindows専用です。授業でこれらを使う場合、Macだけでは足りない可能性があります。
  • ✅ Rhino、SketchUp、Archicad、Blenderなどは、Mac版があります。
  • ✅ MacでWindowsを動かす方法(Parallelsなど)もありますが、ソフトごとに動作や公式サポートが違うので、使いたいソフトの公式情報の確認が必要です。
① まず、学科のPC案内を読む
Windowsが前提→Windowsを選ぶのが無難
Macも可→② 授業で使うソフトのMac対応を調べる
すべてMacで使える→Macで大丈夫
Windows専用のソフトがある→③ 別のWindows PC、または仮想環境(Parallelsなど)を検討
はっきり書かれていない→学科や先生に問い合わせる
④ 納得してから購入
この順番なら、買ってから「使えなかった!」となるのを防げます。

用語をかんたんに説明

パソコンまわりの言葉は、むずかしくて分かりづらいですよね。この記事でも、なるべく分かりやすく書いていますが、どうしても専門用語が出てきます。先に簡単に説明しておくので、分からなくなったらここに戻ってきてくださいね。

  • Apple Silicon(アップルシリコン):Appleがつくった、Mac用のチップ(M1・M2・M3など)。2020年以降のMacに入っています。
  • Intel Mac:以前のMacに入っていた、Intel製のチップを使ったMac。
  • Boot Camp(ブートキャンプ):Intel Macで、Windowsを入れて切り替えて使う機能。Apple Siliconを搭載したMacでは使えません。
  • 仮想環境:パソコンの中で、別のパソコン(例:Windows)を動かす仕組み。
  • ARM(アーム):スマホなどにも使われている、省エネなタイプのチップの設計のこと。Apple SiliconもARM型です。
  • Windows 11 ARM:このARM型のチップ向けにつくられたWindows。Apple Silicon搭載のMacで動かせるのは、こちらです。
  • メモリ:パソコンが作業するときの「机の広さ」。大きいほど、重いソフトを同時に使いやすい。

建築学科で使うソフトって、どんなもの?

建築学科では、パソコンのソフトを使って、図面を描いたり、建物を立体でつくったりします。ソフトは、大きく5つのジャンルに分けられます👇

ジャンルひとことで言うと代表的なソフト
BIM(ビム)建物の「データ」までまとめてつくるRevit・Archicad・Vectorworks
CAD(キャド)パソコンで図面を描くAutoCAD・Jw_cad
3Dモデリング建物や形を立体でつくるRhinoceros・SketchUp・Blender
レンダリング3Dを写真みたいに仕上げるLumion・Twinmotion・Enscape・V-Ray
画像・DTP作品集やプレゼン資料をつくるIllustrator・Photoshop・InDesign

それぞれのソフトをもっとくわしく知りたい人は、こちらの記事をどうぞ!

建築学科で使うソフトって?ジャンル別にやさしく紹介【BIM・CAD・3Dモデリング・レンダリング】

ソフト別:Macで使えるかどうか

ジャンルごとに、Macで使えるかどうかを、次のマークでまとめました👇

  • ◎:Mac用がある
  • ○:Mac用はあるけれど、制限などがある
  • △:公式は想定していない(仮想環境などが必要)
  • ×:Mac用がない(Windowsのみ)
ジャンルソフトMacひとこと
BIMRevit×Windowsのみ
BIMArchicad◎Apple Siliconにも対応
BIMVectorworks◎動作環境は年度ごとに公式で確認
CADAutoCAD○Mac版あり。最新の要件は公式で確認
CADJw_cad×Windowsのみ(無料のソフト)
3DモデリングRhinoceros◎Apple Siliconにも対応
3DモデリングSketchUp◎Mac版あり
3DモデリングBlender◎Blender 5.0以降はApple Siliconが必須
レンダリングLumion×Macは公式サポート外
レンダリングTwinmotion○一部の機能とVRはMac非対応
レンダリングEnscape△主にWindows。公式で確認
レンダリングV-Ray○連携するソフト次第。GPUレンダリングは限定的
画像・DTPIllustrator・Photoshop・InDesign◎Mac版あり
※出典:各ソフトの公式の動作環境ページ(Rhino、SketchUp、Archicad、Blender、Lumion ほか。2026年10月9日確認)。AutoCAD・Vectorworks・Twinmotion・Enscape・V-Rayは、公式ページの最新の要件を、使う前に確認してください。

大学のPC要件は?メジャーな4校を見てみよう

大学の校舎を連想させるイメージイラスト

建築士試験の合格者が多い大学の中から、4校の公式資料を見てみました。国土交通省が発表した、令和7年(2025年)の一級建築士試験(設計製図)の学校別合格者数でも、この4校は、日本大学(1位)、芝浦工業大学(2位)、早稲田大学(5位)、明治大学(7位)と、上位に入っています。

Macで使えるかどうかは、次のマークで表しました。
○:条件つきで可
△:推奨されていない
-:記載を確認できず
大学・学科MacWindowsの要件使うソフトの例
芝浦工業大学 建築学部 建築学科(2026年度)△Windows 11、メモリ32GB以上、ストレージ512GB以上。CPUの種類も指定あり。ARM型は不可資料では、3次元CADなど重いソフトを多用、とだけ記載
明治大学 理工学部 建築学科△Windows 11、メモリ16GB以上、ストレージ512GB以上(SSD推奨)、できれば高性能なGPUCADでの製図、3Dモデリング、シミュレーションなど
早稲田大学 創造理工学部 建築学科(2026年度入学予定者向け)○(自己責任)メモリの数値指定はなし。Cドライブは500GB以上がおすすめ。GPU搭載が重要、HDMI出力も必要Rhino 8(1年必修)、Revit、AutoCAD(選択科目)
日本大学 理工学部 建築学科(2026年度)-Windows 11が推奨。メモリ16GB以上(32GBならスムーズ)、SSD 512GB以上、GPUはRTXなど。予算の目安は20〜25万円AutoCAD、Rhinoceros 8、Twinmotion・Lumionなど、Illustrator、Photoshop
※出典:各大学の公式資料、国土交通省の報道発表(2026年10月9日確認)。大学の要件は、年度や学科で変わります。明治大学の資料には、対象年度の記載がありませんでした。日本大学の資料にはMacの記載がありません。
  • 芝浦工業大学:「MacBookなど、Windows OSではないパソコンは、安定したWindows動作環境を維持できないため推奨しない」という書き方でした。
  • 明治大学:「授業・実習で使うソフトの一部はWindowsでしか動かないため、Macは避けてください」。Macの上でWindowsを動かす知識があれば問題ないが、おすすめはしない、とあります。
  • 早稲田大学:RevitやRhino 8のアドインソフトはWindowsでしか動かないため、Macを買う場合は、Windowsを使える環境を自分で用意する必要がある。学内のMacサポートはなく、すべて自己責任、とあります。

取得できた公式資料では、Windowsを前提にしている大学が多く、Macについては「推奨しない」「避けて」「自己責任で」という書き方でした。MacBookを選ぶ前に、所属する(する予定の)学科の案内を、必ず読んでくださいね!

でも、Macって魅力的ですよね…!

ここまで読んで、「えー、Macってダメなの…?」と思った人もいるかもしれません。 デザインがおしゃれだし、普段から使っていて慣れているし、友だちとおそろいにしたい気持ちも、すごく分かります。

それに、Macで使える建築ソフトも、たくさんあります。Rhino・SketchUp・Archicad・Blenderなど、ジャンルごとに、Mac対応のソフトが見つかります。ただ、授業で使うソフトの中に、Windows専用のものが入っていることがあるんです。

そこで、「Macを使いたいけれど、Windowsも必要」という人のために、次の章から、MacBookを選ぶときのポイントと、Windowsを使う方法を紹介します👇

MacBookを選ぶなら:メモリはどれくらい?

Macを選ぶなら、ソフトの公式要件から考えると、メモリが重要です。主な目安はこちらです👇

用途公式に書かれている目安
SketchUpRAM 8GB以上
Rhino for Mac推奨メモリ8GB
Archicad住宅規模の建物は、M1チップ・メモリ16GBが目安
Parallels Desktop(Windowsを動かす)16GB以上を推奨

学生の課題で扱う規模なら、16GBあれば足りることが多い、というのが筆者の考えです。あくまで参考にしてください。ただ、大学によっては、もっと大きな容量を求めています。たとえば、芝浦工業大学(建築学部)は32GB以上、日本大学は16GB以上(32GBならスムーズ)と書かれているので、学科の要件を先に確認しましょう。

Apple公式サイトでは、MacBook Airは現在M5チップ搭載で、メモリは16GBまたは24GB(カスタマイズで32GB)が選べます。構成によって価格は異なります)。

Windows専用のソフトを、Macで使うには?

授業で使うソフトが、Windows専用だったときは、大きく2つの方法があります。

① Macとは別に、Windowsのパソコンを用意する
言葉のとおり、Macとは別に、Windowsのパソコンを用意する方法です。Macも使えますし、Windows専用のソフトも使うことができます。

② Macの中で、Windowsを動かす(仮想環境)
Mac1台で、Windowsのソフトも動かす方法です。次の章で紹介する「Parallels Desktop for Mac」などを使います。この方法について、次の章で詳しく説明していきます。

「Macの中でWindowsを動かす」場合は、使いたいソフトが動くかどうかを、購入前に確認するのが大切です。たとえば、Revitの場合、Autodeskの公式ヘルプのシステム要件には、仮想環境のひとつとして、「Parallels Desktop for Mac」の名前が挙がっています。

ただ、いまのMacの主流であるApple Silicon搭載機では、Windows 11のARM版を動かすことになります。この環境でRevitが公式にサポートされているかどうかは、Autodeskの公式ページで確認してみてください。購入前に、次の3つをチェックしておくと安心です👇

  • ✅ 学科が出しているPCの案内(Macが可かどうか)
  • ✅ AutodeskのRevitのシステム要件(Apple Silicon、仮想環境の扱い)
  • ✅ 授業で使うアドインやレンダラーが、Windows 11 ARM上で動くか

早稲田大学の資料でも、RevitやRhino 8のアドインソフトはWindowsでしか動かない、と書かれています。

Parallels Desktop for Macとは

Parallels Desktop for Macは、Mac上にWindowsを仮想環境として動かすソフトです。公式サイトで確認できた主なポイントはこちら👇

  • 対応するMac:最新のDesktop 27は、Apple Silicon搭載のMacが必須です(Intel Mac対応はDesktop 26まで)。
  • メモリの目安:最小は8GBですが、Windowsを動かす場合は16GB以上、快適に使うなら16GB以上・M3以降が推奨とされています。
  • Windows:Apple Siliconでは、ARM版のWindows 11のみ対応です。Windowsのライセンスは別に必要です。
  • 制限:一部のx86向けアプリは動きません(公式ナレッジベースの記載)。
  • 学割:学籍を確認すると、Pro Editionが通常価格から50%オフになると案内されています🎓 学生証での確認が必要です。
  • お試し:Parallels Desktop Proには14日間の無料トライアルがあります! 公式サイトから直接購入した場合は、30日間の返金保証があるとされています。
※出典:Parallels公式サイト・ナレッジベース(2026年10月9日確認)。日本円の現行価格は、公式サイトで確認してください。
Parallels Desktop for Mac
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Parallels Desktop for Mac
Mac上でWindowsを動かせるソフト。Windows専用のソフトを使いたいMacユーザー向けです。
公式サイトを見る無料トライアルの案内を見る
公式サイトへ移動します。料金や内容は変更される場合があります。

MacとWindows、どう選ぶ?

ここまでの内容を、状況別に整理してみました。自分に近いものを見てみてください。

状況考え方
学科がWindowsを前提にしているWindowsを選ぶのが無難。学科の要件(CPU・メモリなど)を満たす機種を選ぶ
学科がMacも可としている使うソフトのMac対応を確認したうえで、Macも選択肢に
Macを使いたいが、Windows専用ソフトも必要別のWindows機か、仮想環境(Parallelsなど)を検討。動作・サポートはソフトごとに確認
予算を抑えたい再生品(整備済みのPC)も選択肢。学科の要件を満たすか確認

予算を抑えたい人は、再生PC(整備済みのPC)という選択肢もあります。新品との違いや、買う前のチェックポイントは、こちらの記事でまとめました👇

建築学生のパソコンは再生PCでもいい?新品との違いと、買う前の7つのチェック

よくある質問

気になりそうな疑問を、Q&Aでまとめました。

Q. Boot Campって何? 使える?

Boot Campは、Intel Macで、Windowsを入れて切り替えて使う機能です。いまのMacの主流であるApple Silicon搭載機では、使えません(Rhino公式の記載)。Windowsを使いたい場合は、仮想環境(Parallelsなど)を使うことになります。

Q. 学割は誰が使える?

Parallelsの公式サイトでは、大学・大学院・その他の教育機関の在学生や新入生、教職員が対象とされています。学生証などで確認します。条件は、公式サイトで確認してくださいね。

Q. Windowsのライセンスは必要?

必要です。Parallels Desktopとは別に、Windowsのライセンスを用意します。

ソフトは、イベントで触ってみよう!

ソフトは、使ってみるのがいちばんの近道です。気になるソフトが決まったら、ケンチク超会議に載っている、ソフトを学べるイベントも参考にしてみてくださいね👇

開催日:2026年10月7日(終了)、10月21日(水)12:00〜13:00
開催形式:オンライン(アーカイブ録画の配信・質疑応答なし)
参加費:無料
対象:Revitを使い始めて1年半程度までの方、BIMオペレーター、Revitを使う建築設計者
申込締切:2026年10月21日 11:30
※2回は別イベントのため、それぞれ個別に申込が必要です。

▼このイベントを見る
Revitビギナー向けセミナー|プロファイルファミリの活用と建具ファミリの基本をオンラインで学ぶ

まとめ:Macか、Windowsか、まずは学科の案内から

パソコンは、これから何年も一緒に課題や卒業設計を乗り越えていく相棒です。 「好み」ももちろん大切ですが、その前に、学科の必携要件と授業で使うソフトの動作環境だけは確認しておいてください! Macには魅力があるし、Windowsが必要な場面があるのも事実。どちらを選んでも、納得して選べたなら、それがいちばんの正解だと思います。

Parallelsは、Mac上でWindowsを動かす選択肢のひとつ。ただ、動作や公式サポートはソフトごとに違うので、購入前に使いたいソフトの公式情報を確認して、無料トライアルで試してみるのがおすすめです。

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