建築空間を「歩く」のではなく、飛ぶように見る。
2026年5月に開館した大阪・門真市の門真市立文化創造図書館KADOMADO。その設計者である建築家・遠藤克彦氏と、映像を制作したARCHI CAPTUREの日暮雄一氏が、フライスルー映像を見ながら設計の意図と撮影の裏側を語ります。
写真は空間を一枚で切り取り、人の目線の動画や通常の空撮では、内と外、上下のつながりまでは追いきれません。
フライスルー映像は、外部から内部へ、吹き抜けをまたぎながら、空間のつながりを一続きで見せられるのが大きな特徴です。
当日は会場で実際にマイクロドローンを飛ばし、撮影の雰囲気も体験できる予定です。
「遠藤克彦×マイクロドローン!図書館の新しい空間体験」は、2026年10月21日(水)、パシフィコ横浜で開催される第28回図書館総合展2026のフォーラムとして行われます。
完成した映像を見るだけではなく、設計者と撮影者それぞれの視点から、「なぜこの空間をこうつくったのか」「なぜこのように撮ったのか」まで聞けるのが今回のフォーラムの特徴です。
門真市立文化創造図書館KADOMADOは、図書館を中心に、市民の文化・学習活動や地域の交流を支える拠点として2026年5月に開館しました。
設計・工事監理を担当したのは、遠藤克彦建築研究所。
館内には複数の階を立体的につなぐ空間が広がり、本を読むための場所だけではなく、人が移動し、滞在し、さまざまな活動と出会う場として構成されています。
今回のフォーラムでは、完成した建築を紹介するだけでなく、設計者本人の言葉と実際のフライスルー映像を重ねながら、その空間がどのような意図によってつくられたのかを紐解いていきます。

今回、設計者とともにKADOMADOを読み解くために使われるのが、マイクロドローンによるフライスルー映像です。
通常の建築写真では、一つの地点から切り取られた空間を見ることになります。
一方、マイクロドローンは、外部から内部空間へ、吹き抜け空間も自由にまたぎながら移動できます。
建築の内と外、上下階、連続する空間を切れ目なく移動することで、平面図や写真だけでは捉えにくい建築のつながりを、一続きの体験として映像に残すことができます。
当日は完成映像を鑑賞するだけでなく、どのように撮影ルートを考え、どのような準備を行い、建築家の設計意図を映像へ落とし込んでいったのかという撮影の裏側も紹介されます。
さらに、会場ではマイクロドローンの飛行も予定されています。
図書館が本を収蔵するだけの場所から、人が集まり、学び、交流する場所へと役割を広げるなかで、その空間を設計者と撮影者がそれぞれどう捉えたのか。KADOMADOを題材に、これからの図書館空間の見方についても考えます。

登壇するのは、KADOMADOを設計した建築家の遠藤克彦氏。
そして建築空間の撮影・映像制作を行うARCHI CAPTUREから、代表の日暮雄一氏と、KADOMADOの撮影を担当した鈴木直斗氏が参加します。
設計した側が考えていた空間と、それを映像として記録する側が捉えた空間。
それぞれ異なる視点を重ねることで、図面や写真だけでは見えにくい建築の魅力に迫ります。
「建築家は、どのような空間を設計したのか」
「撮影者は、設計の意図をどう理解し、どのように映像に残したか」
設計と映像、二つの視点から建築を考えられるフォーラムです。
本フォーラムは、2026年10月21日(水)10:30〜12:00 にパシフィコ横浜 アネックスホール 第1会場で開催されます。
参加費は無料。
参加には、図書館総合展公式サイトへのログインのうえ、申し込みが必要です。定員は200名となっています。
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