建築学科にいると、先輩や友達から「二級、いつ取る?」なんて話が出てくる時期ってありますよね。まだ早い気もするし、周りが動き出したなら自分も焦っちゃう…。そんなモヤモヤを抱えている人、きっと少なくないはず!
この記事では、二級建築士ってどんな資格なのかから、試験の日程・受験資格・合格率までを公式情報で整理して、学年ごとの準備を一緒に考えていきます。「今すぐ受けなきゃ!」と焦る必要はありません。この記事が、少しでも参考になれば幸いです。
二級建築士は、建物の「設計」と「工事監理」(設計図どおりに工事が進んでいるかを確かめる仕事)を行うための、建築士の資格です。免許は、二級建築士は都道府県知事が、一級建築士は国土交通大臣が出します。
できることは、おもに戸建て住宅や小規模な建物の設計・工事監理です。大きな規模の建物や、学校・病院などの特定の用途の建物は、一級建築士でないとできない範囲があります。どこまでを二級建築士が扱えるかは、建物の規模・構造・用途で法律に決まっていて、2025年4月の法改正でも見直されています。具体的な範囲は、国土交通省の案内で確認してください。
就職やキャリアでは、設計の仕事を続けていくうえで、設計事務所や工務店などで活躍の場が広がる資格のひとつです。資格をどう評価するかは会社によって違うので、気になる会社の募集要項を見たり、先輩に聞いたりしてみるのがおすすめです。
また、二級建築士の免許を登録していると、その先の一級建築士を目指す道にもつながります(要件は建築技術教育普及センターなどの公式案内で確認してください)。
二級建築士は、まず学科試験に合格して、その後、設計製図試験に進む流れとなっています。令和8年度(2026年度)は、次の日程で実施されました。
| 項目 | 令和8年度(2026年度) |
|---|---|
| 受験申込 | 2026年4月1日〜4月14日(原則インターネットのみ) |
| 学科試験 | 2026年7月5日(日) |
| 設計製図試験 | 2026年9月13日(日) |
| 学科試験の合格発表 | 2026年8月24日 |
| 設計製図試験の合格発表 | 2026年12月3日(木)予定 |
| 受験料 | 18,500円(非課税)+ネット決済手数料 |
学科試験は、学科Ⅰ(計画)・Ⅱ(法規)・Ⅲ(構造)・Ⅳ(施工)の4科目で、五肢択一のマークシート方式です。設計製図試験は5時間! 令和8年度の課題は「商店街に建つ併用住宅(木造3階建て)」でした。
建築技術教育普及センターが公表している、令和7年度(2025年度)の結果はこちらです。
| 区分 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 学科 | 16,383人 | 6,698人 | 40.9% |
| 設計製図 | 10,006人 | 4,645人 | 46.4% |
数字だけ見ると、ちょっと身構えちゃいますよね。でも、これは受験した人全体の平均です。大事なのは、自分がいつ、何を準備するのかを知っておくこと!
いちばん気になるのは、「自分っていつから受けられるの?」ですよね!ここは学校や入学年度で変わる部分なので、ていねいに見ていきましょう!
二級建築士の受験資格は「学歴」で決まります。大学・短大・高専・専修学校などで、国土交通大臣が指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて卒業した人は、実務経験の最短年数が0年とされています。
ちなみに、令和2年(2020年)3月1日施行の建築士法の改正で、「実務経験」が必要になるタイミングが変わりました。以前は受験の前に必要でしたが、今は免許登録のときに必要、という形です。下の図で見てみましょう👇
気になるのは、「卒業前の在学中でも受験できるの?」という点ですよね。建築技術教育普及センターの受験要領には「在学中の受験資格」に関する項目があります。ただ、自分の入学年度・学科・履修している科目が対象になるかは、人によって違います。
在学中でも受験できるかどうかは、学校や入学年度によって違います。受験を考えるときは、次の3つの順番で確認してくださいね!👇

受験する時期は、人によってさまざまです。ここでは、「在学中に取る人」「大学院で取る人」「社会人になってから取る人」の3パターンで、準備の流れを整理しました!自分に近いものを、参考にしてみてくださいね。
合格したあとは?:都道府県知事の免許登録が必要です。実務経験の要件は学歴によって異なるため、登録先(都道府県の建築士会)の案内で確認しましょう。
学科試験は「知識を理解して正しい答えを選ぶ力」、設計製図試験は「条件を読み取って、時間内に図面にまとめる力」が問われます。性質が違うので、学科の勉強のあとに製図の練習へ進む、という順番が基本です。
製図の勉強の進め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

学び方にはいろいろあります。でも、「どれを選べばいいの?」と迷いますよね。そこで、学習方法・向いている人・確認したいことを表にまとめてみました。
どれが正解、ってわけではありません! ただ、建築学生って、課題の提出前後にぐっと時間がなくなる時期がありますよね。だからこそ、学校の授業や課題と両立できるかをいちばんの基準にするのが現実的だと思います。受講期間や、遅れたときに取り戻しやすいかも、確認しておくと安心です。
表のとおり、授業や課題と両立しながら自分のペースで進めたい人には、通信講座が選びやすいと思います。ここからは、タイプ別に通信講座の例を紹介します。
スタディング(運営:KIYOラーニング)の二級建築士講座は、2027年合格目標のコースで、公式サイトに次のように掲載されています(税込、2026年10月9日確認)👇
無料のお試しがあるのは嬉しいポイント! 学割などの割引制度もあります(条件は公式サイトで確認してください)。料金は変更される可能性があります。
住宅デザイン研究所は、二級建築士とインテリアコーディネーターの講座を運営しています。二級建築士の通信スクールには、「学科のみ」「製図のみ」「学科+製図」のコースがあります。
公式の料金ページには、大学生・高校生・専門学校生向けの学割の案内があります(対象となるコースは公式サイトで確認してください)。現行のコース内容・料金・受講期間は、申込前に公式サイトで確認することをおすすめします。
読者から聞かれそうな疑問を、Q&Aでまとめました。
設計製図試験は、学科試験に合格した人が受験します。令和8年度は、学科が7月5日、製図が9月13日に実施されました。学科の合格発表(8月24日)のあと、製図に進む流れです!
学科に合格したあと、一定の期間・回数は学科試験が免除される制度があります。条件は変更されることがあるので、必ず建築技術教育普及センターの最新の案内で確認してくださいね。
令和8年度(2026年度)の試験は、学科・製図とも実施済みです。製図の合格発表は2026年12月3日の予定! 次回の令和9年度(2027年度)の日程は、公表を待つ状態です。
二級建築士は、学生のうちから少しずつ準備できる資格です!大切なのは、焦ることより、自分がいつから受けられるのかをはっきりさせておくこと! それが分かれば、あとは授業や課題と相談しながら、自分のペースで進めていけます。
受験時期が決まったら、独学・通信講座・通学講座のうち、無理なく続けられる方法を選びましょう。まずは受験要領を開いて、学校の指定科目を確認するところから! それだけで、モヤモヤはずいぶん軽くなるはずです
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