踏み出した分だけ、未来の「道」が引かれる

日本建築学会「学生ワークショップ2026」|140年の『建築雑誌』を読み解き、展示をつくる3日間

日本建築学会「学生ワークショップ2026」|140年の『建築雑誌』を読み解き、展示をつくる3日間

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開催
時期
2026.10.10〜2026.10.12

日本建築学会が約140年にわたり発刊してきた『建築雑誌』。その膨大なアーカイブを学生たち自身が読み解き、「日本の建築知とは何か」を展示として再構成する3日間のワークショップが開催されます。

「学生ワークショップ2026 日本『建築知』の再定義―過去・現在・未来をつなぐアーカイブズの知の循環―」は、2026年10月10日(土)から12日(月・祝)まで、東京・芝の建築会館ホールと建築博物館ギャラリーを舞台に開催。

参加者はグループに分かれ、『建築雑誌』の誌面を読み解きながら展示を設計・制作します。最終日には、建築史、建築アーカイブズ、建築設計の第一線で活動する講師陣による講評も行われます。

専門知識は必須ではありません。建築系の学生はもちろん、建築学科に興味のある中高生や建築関係者、一般の方まで対象となっています。

約140年分の『建築雑誌』から、日本の「建築知」を読み解く

『建築雑誌』は、1887年から日本建築学会が発刊を続けてきた建築の総合雑誌です。

約140年にわたって掲載されてきた誌面を並べていくと、その時代の建築界が何を重要と考え、何を記録し、どのようなテーマを議論してきたのかが見えてきます。

今回のワークショップでは、この膨大なアーカイブそのものを素材として扱います。

実行委員が事前に『建築雑誌』を調査し、テーマごとに再編集した展示の「半分」をまず会場につくります。

そして残されたもう半分を完成させるのが、ワークショップに参加する学生たちです。

誌面から何を発見するのか。何を選び、どのような順番で並べるのか。

それぞれの判断を通して、日本の建築界が蓄積してきた「知」を自分たちなりに捉え直していきます。

展示を見るだけではなく、自分たちで「展示を設計する」

今回の特徴は、建築アーカイブを単に鑑賞するだけではないことです。

参加者はチームに分かれ、リサーチから展示の構成、再編集、制作までを3日間かけて行います。

初日の10月10日(土)は、アイスブレイクとリサーチからスタート。その後、「展示の設計」へ進みます。

2日目には展示をさらに検討するとともに、建築アーカイブについて考えるシンポジウムを開催。その議論も踏まえながら、展示を再構成していきます。

そして最終日の10月12日(月・祝)は、展示を完成させ、各グループが成果を発表します。

普段の設計課題とは異なり、「建物」ではなく、建築の歴史や記録をどう見せるかを設計するワークショップです。

建築アーカイブズの第一線で活動する講師陣が参加

ワークショップには、建築史・建築アーカイブズ・建築設計の分野で活動する専門家が講師として参加します。

講師は、

  • 加藤耕一氏(東京大学大学院教授・建築史家)
  • 藤本貴子氏(法政大学専任講師・建築アーキビスト)
  • 岩元真明氏(九州大学准教授・建築家)
  • 勝原基貴氏(金沢工業大学講師・建築アーカイヴス研究所研究員)

の4名。

モデレーターを松田達氏(静岡文化芸術大学准教授)、コメンテーターを佐藤安乃氏(京都工芸繊維大学 美術工芸資料館・学芸員)が務めます。

最終日には、それぞれのグループが制作した展示について講師陣が講評。各賞の選定・表彰も予定されています。

学生のうちに、異なる専門領域の講師から同時に作品へのフィードバックを受けられることも、このワークショップの大きな魅力です。

2日目には「日本の建築アーカイブズ」を考えるシンポジウム

10月11日(日)13:00〜15:15には、シンポジウム「日本の建築アーカイブズの現在地とこれから」を開催します。

建築の図面、写真、雑誌、模型、資料などを、なぜ残すのか。

過去の記録を保存するだけではなく、それらを現在や未来の建築へどのようにつないでいけるのか。

アーカイブを一つの「過去の資料」としてではなく、新しい建築の思考を生み出すための資源として考える機会となります。

シンポジウムで得た視点は、その後のグループセッションや展示制作にも反映されていきます。

完成した展示は、建築博物館ギャラリーで公開

ワークショップで制作された成果は、その場だけで終わりません。

「過去の記録から未来へ『建築雑誌』がつないできた建築の『知』」展として、建築博物館ギャラリーで公開されます。

展示期間は2026年10月10日(土)から18日(日)まで。

ワークショップ開始時にはまだ完成していなかった展示が、学生たちの議論と制作によって徐々につくられ、最終的な展覧会へと変化していきます。

ワークショップに参加しない人も、当日の様子や完成した展示は予約なしで観覧可能です。

「参加して展示をつくる」だけでなく、「学生たちがどのように建築アーカイブを読み替えたのかを見る」という楽しみ方もできます。

1日からの参加・当日の飛び入り参加も可能

ワークショップは2026年10月10日(土)から12日(月・祝)までの3日間開催されます。

3日間すべてに参加する必要はなく、1日からの参加が可能です。また、事前申し込みをしていない場合でも、当日の飛び入り参加が可能です。

「予定がまだ決まっていない」「当日時間ができたので参加してみたい」という方も、気軽に会場を訪れることができます。

事前に参加が決まっている方の申し込み締切は、2026年10月8日(木)。

なお、会場までの往復交通費や昼食など、参加に伴って発生する費用は各自負担となります。

こんな人におすすめ

  • 建築を学んでいる学生
  • 建築学科への進学に興味がある中高生
  • 建築史や建築アーカイブに興味がある方
  • 雑誌や資料を読み解きながら建築について考えてみたい方
  • 展示デザインやキュレーションに興味がある方
  • 普段の設計課題とは異なる方法で建築を考えてみたい方
  • 第一線で活動する建築史家・建築家・アーキビストから講評を受けたい方
開催日時
2026年10月10日〜2026年10月12日
参加費
無料
会場
建築会館ホール・建築博物館ギャラリー 東京都港区芝5-26-20
アクセス
都営地下鉄「三田駅」、JR「田町駅」より徒歩約3分
開催形式
対面
締切
2026年10月8日 23:59

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